師イズヤノイ様
春の風も初夏の香りへと移り変わろうとしている季節
いかがお過ごしでしょうか
まだ2週間ほどしか経ってはいませんが
私のほうはツスクル村にいた頃と変わらず元気いっぱいです
今思えば、このコロナ禍にまさかの就職先が決まってしまい
しかもあの欲望渦巻くラッカランのカジノということで
エルトナ大陸のこんな田舎から出ていく私なんかで大丈夫かと
戸惑い眠れなかった日々がつい昨日のようです
カジノのオーナーであるバルディさんとの初対面も無事終わり
制服も支給され
最初の3日間はエントランスの中央にて
皆さまをお出迎えする研修に入っていました
思っていたよりスムーズに仕事を覚え
すぐに先輩と同じカジノフロア前のドア係に配置もされました
もちろんつらいこともあります
ツスクル村では朝明るくなれば起き、暗くなれば寝るという
自然とともに寝起きする生活が1日の流れでしたが
ここ眠らない街ラッカランでは昼だろうと夜だろうと
お客様がいなくなるまでは休むことはできません
なので、たまにストレス解消で
勤務中バレないよう髪型を変え、スロットを打ったりしています
後、幸運なことにお客様が落としていくコインが床によく放置されていて
それもバレないよう変装して
毎日ポケットにしまったりしています
いいんです、いいんです、みんなやってるんで
けどこの前はオーナーに見つかってしまい
5時間もお説教をされちゃいました
ゾンビマスクさえ取らなければ絶対に分からないと思ったのですが
おかしいですね
バレてしまいました
でも私はくじけません、ツスクル村にいた頃からポジティブさだけが取り柄なので
それに最近はこっそり釣りもしたりして息抜きしてますしね
こんな感じで私のほうは元気にやってるんです
師には心配ばかりかけてしまっていたので少しでも安心してもらおうと
こうやって筆を取った次第ですが
いつか休みを貰ったらすぐにでも里帰りしたいなあなんて思ったりもしています
やはりツスクル村が1番ですからね
あ、随分と長くなってしまいましたね
名残惜しいですが、また手紙のほう書かせていただきます
お体、くれぐれもお気をつけくださいませ
追伸
最近オーナーのテーブルに置いてある食べ物をこっそり食べるのにハマってます
え?いいんです、いいんです
もうあんなヘマはやらかしません
後ろ姿しか見えないよう風のように去ってますから
フウラちゃんから風乗りの極意を伝授してもらってて良かったです
持つべきものはツスクル村の友達ですね
あ、本当に長くなっちゃいましたね
これからも師の教えを胸に、仕事に励み精進していきたいと思います
ではではこの辺で、また^^
っていう手紙を恩師のイズヤノイさんに出そうと思いまーす!
どうかなーw
喜んでくれたらいいなああ( *´艸`)ふふ